夏の暑い日も、冬の雪の中も、ずっと外気にさらされている外壁は、思った以上に疲弊し汚れているものです。シーラーによる下塗り工程でいくらかは処理できますが、ここは今までの感謝の意味を込めて、しっかりと汚れを落としましょう。
   
基本的にはホースで水をかけながら、デッキブラシで汚れをこすり落としていきます。洗浄作業は水と一緒に多量のホコリが飛ぶので、マスクとゴーグルを着用しましょう。
家庭用高圧洗浄器を使って、一気に汚れをはじき飛ばす方法もあります。水の勢いが強いので、窓の閉め忘れにはくれぐれもご注意下さい。業務用の高圧洗浄器につきましては、カラモニーショップにご相談下さい。
鉄部のサビはワイヤーブラシやサンドペーパーで落とし、はがれそうな浮いた塗装は皮スキではがして、サンドペーパーで下地を整えます。また、外壁のはがれかっかた塗膜は皮スキやヘラでそぎ落とし、家庭用セメントや弾性シーリング材で下地を整えます。
 
塗料を扱っていると、思わぬところまで飛び散っていたりもするものです。塗料を塗らないところ、塗料がついては困るところは、マスキングテープと養生でしっかりと保護しましょう。この作業の善し悪しで、意外と仕上がりに差がつきますよ。
   
ビニル付養生テープをしっかりと貼り、折り畳まれたビニルシートを広げます。養生テープは一見弱そうですが、しっかりと粘着するので大丈夫です。   窓まわりは上下、サイド共に養生し、窓ガラスに塗料が付かないように注意します。その他にも、ドアまわりや雨どい、基礎コンクリートの部分も忘れずに養生しましょう。   換気扇の排気口フード、エアコンの室外機、1階部分の出窓のひさしなどは、うっかり養生し忘れやすい場所です。どこにこぼれる可能性があるかを推理しながら、しっかりと養生しましょう。
 
大きなクラック(ひび割れ)や欠損などは、下塗りのシーラーでは隠しきれません。弾性シーリング材を使ってキッチリと補修をしておきましょう。また雨どいやケーブルの引き込み部など、金属類の根元に充填しておくのも雨漏りに対して効果的です。
   
このような大きなクラックになると、もうシーラーでは埋めることができません。放っておくと隙間から水など浸入し、傷みの原因となりますので、このステップで埋めておきます。   弾性シーリング剤を、先端ノズルから直接クラックに充填していきます。そのままではモルタルのテクスチャーと差異が出ますので、古いタオルなどを軽く押し付けて凸凹をうまく表現します。   窓枠の角などもクラックが入りやすい部分です。同じように弾性シーリング剤でしっかりと充填していきます。うまくテクスチャーをなじませて、補修のあとが目立たないようにしましょう。
 
外壁の塗装を始めるにあたり、まずは練習を兼ねてシーラーで下塗りをしましょう。シーラー吸い込みを止め、上塗りの塗料に対して密着性を向上させるほか、洗いきれなかったホコリも覆い隠してくれます。
     
まずはローラーバケットに1/3程度の量のシーラーを注ぎ入れます。シーラーはカタログの希釈割合を参考にして、水を加えて攪拌します。   ローラーバケをシーラーの液面に浸けて、バケットの網で下へ向かって繰り返ししごき、なじませます。ローラーバケを持ち上げて、塗料がポタポタ落ちない程度がちょうどいい含み加減です。   シーラーは壁全体に塗っていきますが、クラックを補修した部分は特に念入りに塗ります。ローラーバケは下から上に向けて、毛に含んだシーラーを搾りつつ、押し伸ばす感覚で。   基本的には、いったん壁にM字型にシーラーを塗り置き、次に隙間を埋めていく感じでゆっくりと伸ばします。塗る面からローラーバケが浮くとムラになるので、丁寧に動かします。
 
お待たせしました。いよいよ上塗りです。下塗りの段階で塗装のコツも除々につかめたのではないでしょうか?でも焦らずゆっくり、特に高いところでの作業は安全に十分注意して、どうぞ楽しく塗り進めていってください。
     
まずは、ローラーバケでは塗りにくい部分から塗装します。マスキング処理での塗り分け部分や、養生をした部分のまわり、凹角などはスジカイバケを使うなりして、先に塗っておきましょう。
塗り方の基本を思い出しながら、モルタル壁の凸凹にしっかり塗料が乗るよう、ゆっくりローラーバケを動かしましょう。写真のように左側方向に向かって塗り進めていきます。
このようにM字の隙間を埋める感覚でローラーバケを使って塗装します。最初のうちは家の裏手に面した手の届く部分から初めて、慣れてきたら玄関側や高所部分にチャレンジしていきましょう。
塗り進むうちにムラはなくなっていきます。乾燥後、さらにもう一回上塗りして仕上げましょう。
これで完了です!
 
 
家の外壁を塗り替えるときに、一番気になるのが足場をどう確保するかですね。でもご安心下さい。まずは資格を持った専門の作
業スタッフが、家全体を囲むようにしっかりと足場を組んでいきます。パイプだけの足場ではないので、とっても安心です。
セーフティ足場は、キャットウォークもしっかりとしていますので、パイプだけの足場に比べて、初心者でも恐怖感を感じることは少なくなっています。
高所での作業中ヘルメットと安全帯をしっかりと装着して、危険のないように充分注意しましょう。
※足場のレンタル期間は3ヶ月でのお見積もりになります。気軽にご相談ください。
 
最近はホームセンターや100円均一ショップで、ローラーや刷毛などが置いてあります。
それらの品質は正直言ってあまり良いものはありません、特に100円均一のものはひどいです。例えばローラー、プロはとてもこだわります。何故なら同じ仕上がりには絶対ならないのを知っているからです、プロは毛の種類、(アクリルかポリエステルかなど)長さ、強さ、含み具合などを用途によって使いわけます。
刷毛も同様です、不適切な道具を使うと、うまくはいきません。
弘法筆を選ばずでは無くて、プロは選ぶのです。
 
うまく仕上げるコツは、実は事前準備、養生が大きなウエイトを占めています。とくにチリ際、という部分、塗る部分と塗らない部分の境目の意味ですが、素人さんの場合ここがうまくいかないケースがほとんどです。 プロの丸秘テクニックをひとつ。 養生をした上に、もう1枚養生テープを貼ります。そしてそれを塗装作業の直後に剥します。たったこれだけで、ビシッと塗り分けができます。
 
基本は汚れても良い服装で作業をしましょう。もし付いてしまったら、水性塗料の場合はすぐに水に漬けて洗えば大抵の場合落とせます。シンナーで希釈するタイプ、溶剤型の場合は少しやっかいです、ラッカーシンナーなどの溶解力の強い溶剤に漬けるのが一番ですが、変色や脱色の恐れがあります。
 
刷毛やローラーなどの、道具の後始末について。
水性塗料の場合はまず水でよく洗う、溶剤型塗料の場合は溶剤でよく洗う。
そして、どちらにも共通で、最後は洗剤でよく洗います。毛に変なクセがつかないようにぶら下げて乾かします。